2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

今日は、p.1167の下から11行目まで、読みました。三段落分しか進みませんでしたが、構文と一字一句を丁寧に読み解いて、納得しながら進んだので、充実していたと思います。一文の息が長いために、構文を把握するのに時間がかかったり、短い形容詞がただ列挙…

今日は、先週残した部分を読んだ後、ジャン=ドミニック・レイによる論文「ポール・ヴァレリーとアンリ・ルアール」の読みに入り、p.19の下から3行目のところまで、読みました。知性の人という側面が強調されがちなヴァレリーですが、友情の人という側面も重…

今日は、小テストを行ってから、第10課に入り、文法事項の説明をした後、練習問題の2番(現在分詞)を片付けました。現在分詞とジェロンディフを用いた歌詞の具体例として、ジョニー・ハリデイの若い頃の歌Pour moi la vie va commencer(俺の人生はこれから…

今日は、p.130の5行目まで、読みました。自然の産物と人間の産物の区別という問題が、あいかわらず続いています。物の生成原理について、偶然の生成、自然の生成、人間による生成の三つのモードが語られたあと、前二者については、作るものと作られるものが…

今日は、p.1167の3行目まで、読みました。アンリ・ルアール氏の人物像が描かれている部分です。理系の超エリート校である理工科学校(エコル・ポリテクニック)を出たルアール氏は、冶金工学者であり、機械技師であり、熱機関の発明家であり、絵画蒐集家であ…

今日は、ヴァレリーの1938年のエッセー「モンペリエ美術館」を読みました。ヴァレリーはセート生まれですが、リセと大学はモンペリエで過ごしていますので。この美術館には、よく通ったはずです。このエッセーでは、そこでどのような絵を見たかが簡潔に語ら…

今日は、代名動詞について補足説明をしてから、p.44の練習問題を終え、あとは、Comme d'habitudeのフランス語の歌詞の全部について、クロード・フランソワの歌を聴きながら、説明しました。目的語人称代名詞がかなり出てきますし、代名動詞もたくさん出てき…

今日は、p.126の7行目まで、四ページ分、進みました。約束どおりの快調なペースです。自然の作と人間の作の根本的な違いについて、ソクラテスの思考が展開される部分。「複雑さの程度」という概念を使って、自然物はその程度が高いのに対して、人間の制作物…

今日は、スケジュール調整のための土曜授業日。第8課の残り、p.39の非人称表現、p.40の練習問題4を終え、第9課に入りました。代名動詞まで、ざっと説明しました。次回は残りの練習問題を片付けます。さて、第9課の課題曲はクロード・フランソワの「いつもの…

今日は、p.1166の9行目まで読みました。p.1165の真ん中あたりで出てきた「〔さすがの〕アルセストも、彼〔ドガ〕の横では、弱くて御しやすい男に見えたことであろう」という表現の味わいを知るには、アルセストがモリエールの喜劇『人間嫌い』の頭がよくて正…

今日は、1939年のエッセー「似ていることと芸術と」の残りを全部(p.227左側二つ目の段落からp.229左側の最終段落まで)読みました。肖像画の問題から一般的な模倣芸術の問題、デッサンの問題へと話が進み、デッサンの重要点が述べられます。p.228左側では、…

開講しました!

全学教育の長い(あるいは「短い」)夏休みが終わり、いよいよ後期授業が始まりました。新しくなった教室は、実に快適です。教える側からすると、パソコンを持ち込むだけで、すべての操作を集中管理できる仕組みがとても便利です。後期も、よろしくお願いし…

今日は、p.122の2行目まで、読みました。最後、少々急ぎ足になってしまいましたが、約束の四ページ分、進むことができました。海辺で拾った美しい物は、果たして、人間が作ったものなのか、それとも、他の生き物が作ったものなのか、それとも、自然界が長い…

今日は、p.1165の15行目まで、4段落分、じっくりとしたペースで読み進めました。個々の文の構造や単語の理解、一文一文の表面的な意味の理解に加えて、できれば、段落単位、いくつかの段落のかたまり単位で、結局、作家は何がいいたいのだろうか、表現のなか…

今日は、前回やや急いで読んだところをゆっくりめに復習してから、ランベールさんの版で「似ていることと芸術と」の続きをp.227左側ページの11行目まで読み進めました。ヴァレリーの味わい深い文章を急がずじっくり追いかけていると、ついつい、浮世の時の流…