2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

前期(Q1&Q2)最終回の今日は、予定通り小テストを実施しました。解説のあとは、ワンポイントフレンチポップスとして、アルディの「さよならを教えて」とポルナレフの「ノンノン人形」を聞き、歌詞の面白さのポイントを解説しました。いずれも、ちょっと外れ…

最終回の今日は、コンパニョン『文学の第三共和政』第2部の第6節と第7節の内容を読み取りました。第5節あたりから、節のタイトルは、プルーストにとって反対すべきものではなく、積極的な意味をもつ読書の在り方に変わってきました。第7節ではヴィジョン的な…

最終回の今日は、予定通り、筆記試験を実施しました。読解を終えた三篇からほぼ満遍なく、物語の展開において鍵となるようなシーンを中心に、また、構文が重要だったり少し入り組んでいたりするものを中心に出題しました。授業をずっと受けてきて、ひと通り…

前期最終回の今日は、ヴァレリー『ドガ ダンス デッサン』の断章「裸体について」の前半部を読みました。まず裸体が一般にどのように受け入れられてきたかを述べたあとで、画家にとっての裸体がきわめて重要なオブジェであることに触れて、三人の画家(ティ…

今日は、教科書p.43の練習問題の残りをすべて片づけました。また、「別冊練習問題集」を皆さんにお配りし、試しに、第6課の部分を少しやってみました。これは自習用としても使えます。夏休みの宿題として、第1課から第6課まで全部自習してもらうことにします…

今日は、コンパニョン『文学の第三共和政』第2部の第4節「知的利益」と第5節「読書か人生か」の内容を読み取りました。プルーストの創造的読書論は、結局、書くことに繋がる人生的読書を本物とみなしているようです。「知的利益」を求める功利的読書は読書を…

今日は、シュオブの短篇「大地炎上」をラストまで、無事読み終えることができました。終末論的な描写ですが、異様な美しさだったように思います。さて、これでシュオブの三つの短篇を読了したことになります。いずれも読み応えのある秀作だったと思いますが…

今日は、先週の続きで、ヴァレリー『ドガ ダンス デッサン』の断章「床と不定形なものについて」の後半部を読みました。大芸術家におけるインスピレーション全開の稀な瞬間では、感受性と芸術手段が即応した融合状態に達するけれども、それは断片的でしかあ…

先週7月3日の日誌をつけ忘れてしまい、失礼しました。先週は、まず動詞の活用についてのプチプチテストを実施しました。その後「クリック・ル・フランセ」で非人称のilと強勢形人称代名詞について、特に前置詞句(〜の向かいに、〜の隣に)を使った練習問題…

今日は、コンパニョン『文学の第三共和政』第2部の第2節「愛書趣味」の残りと、第3節「偶像崇拝」の内容を読み取りました。p.232で、息子と母親の会話が引用されていましたが、ラシーヌの『エステル』の台詞を引きながら会話を交わすところは、文字・文言へ…

今日は、「大地炎上」の続きを、p.264の真ん中の点線のところまで、読みました。シュオブは色彩豊かな描写が特徴的です。また、場面によっては専門的な用語も出てきます。今後、長くフランス語の文章に接することが予定されている方々は、そろそろ、初級用の…

今日は、断章「床と不定形なものについて」をp.535の下から8行目まで、読みました。特に「私は時折、不定形なものについて考えた」で始まる約一頁分の段落は、ヴァレリーの芸術論の根本が述べられている部分です。何物にも似ていないものとは、既知の部分に…