2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

今日は、第3課「カルラ・ブリュニ」を、本文・練習問題ともすべて終えました。p.9に紹介されている台詞はなかなか迫力があります。今日は、テキストの本文に入る前に、ファースト・レディとしての彼女のサイトを少しのぞいて、ファースト・レディとは何か、…

今日は、「紡ぐ女」についてのホワイティングさんの解説を、ざっとかいつまんで紹介しました。全体に醸し出されているイメージは非現実的ですが、個々に使われている単語や個別の感覚的なイメージはきわめて現実的です。こうした感覚主義的リアリズムとでも…

今日は、p.1187の章の終りまで、読みました。短い章でしたが、アングルとドガ、ドガとヴァレリーという三世代が交錯し、味わい深い淡麗さを感じる文章だったと思います。初級を終えて中級に入る頃は、特に、文法の基本を確認しながら、そして、徹底的に辞書…

今日は、「ナルシス断章」の47行目まで、読みました。意味だけでなく、というか、むしろ、イメージと音のほうを重視しながら読んでいます。音楽性とか音楽的とかと評する場合の客観的な根拠を示すにはどうするか、そのひとつの例として、ミシェル・ゴーチエ…

今日は、第2課「エコロジックな大使館」の本文と練習問題をすべて終えました。みなさん、よく予習をされているので、テキパキ進むことができます。少し長めの文章もたくさん出てくるようになりましたが、文の骨格がつかめていれば、難しくありません。授業で…

「紡ぐ女」の続きをひととおり読みました。韻文詩は脚韻の要請から大胆な倒置構文がとられることがよくあります。基本的に、統辞関係がつかめれば、そう難しいことはありません。これも慣れです。さて、今日読んだところでは、第3節と第4節がいわば夢のピー…

今日は、p.1187の9行目まで、読みました。まず構文をしっかり捉えることが肝心です。全体の構文は理解できているのに、細部の意味が明快でないときは、語彙の理解に問題がある場合がほとんどです。たとえば、よくわからないところが熟語表現だったりすること…

今日は、クラシック・ラルース版『魅惑』所収の「ナルシス断章」について、まずロベール・モネスティエさんによるイントロダクションを読んでから、さっそく本文の読みに入り、15行目まで、読みました。第一断章は148行ありますが、千里の道も一歩から、です…

今日から出席をとりはじめ、平常ペースに入りました。今日は、第1課の本文の残り、練習問題をすべて片づけました。バカロレアを控えた三人の高校生の進路の話でした。そのうちの一人はそのままリセのグランド・ゼコール受験準備学級に進んで二年ほど受験勉強…

今日は、「紡ぐ女」の読みに入り、最初の二節分だけ、イメージを追ってみました。その前に、基本的な作業として、アレクサンドラン(十二音節詩句→Le Grand Robertに載っているレイモン・クノーの例文はじつに面白いです)の音節のカウント練習をしてみまし…

開講しました!

前年度後期、前々年度後期にひきつづき、ヴァレリーの珠玉のエッセー『ドガ ダンス デッサン』(1936年)を読んでいきます。今日はプリントを配付し、プロジェクターにテクストや辞書などを映し出しながら、数行分だけですが、ゆっくりと読んでみました。自…

開講しました!

ヴァレリーの詩集『魅惑』に収録されている未完の大作「ナルシス断章」を読みます。初回の今日は、テクストと参考文献の簡単な紹介を行い、1890年の「ナルシス語る」と1926年の「ナルシス断章」とのあいだにある興味深い距離について、きわめて明快な見通し…

開講しました!

本日、開講です。教科書は『時事フランス語2011』を使います。初回の今日は、成績評価の方法や今後の授業日程についてお知らせし、自習用のネット教材二種類(「クリック・ル・フランセ」と「ラ・グラメール・アクティヴ・デュ・フランセ」)の紹介をし…

開講しました!

本日、開講です。学部の各論と大学院の特論の合併授業です。今年度は、ヴァレリーの青年期の詩篇を集めた『旧詩帖』を読みます。1890年代にいろいろな雑誌に発表したものを、後年、多少なりとも手を入れて、1929年に決定版が出た詩集です。そのため、初出誌…