今日は、p.1167の3行目まで、読みました。アンリ・ルアール氏の人物像が描かれている部分です。理系の超エリート校である理工科学校(エコル・ポリテクニック)を出たルアール氏は、冶金工学者であり、機械技師であり、熱機関の発明家であり、絵画蒐集家であり、画家でもあり、という、万能の人です。相談相手も超一流で、数学関係はラゲール(「ラゲール幾何学」や「ラゲール距離」の創設者)に聞き、絵画のことはドガに聞いていたということです。ドガとは、リセ・ルイ・ル・グランからの仲間で、数年、お互い顔を見かけることがなかったけれども、1870年の普仏戦争の折、右目を悪くして歩兵隊から砲兵隊に転属となったドガが、その砲兵隊長を見たら、なんと同級生のルアール氏で、以後、お互いに親しく付き合う間柄となった、という話が紹介されています。今日は、プレイヤッド版でおよそ一ページ分進みました。だいぶ調子が出てきました。少しペースを上げることができればよいなあと思っています。p.1168の下から3行目あたりまで、予習をしておいてください。では、また、来週。