2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

今日は第1課の本文解釈・練習問題とも、すべて終えました。重要な構文や定型表現がたくさん出てきましたね。avoir du mal a +inf.とか、facile a +inf.とか、de plus en plus de(形容詞用法)とde plus en plus(副詞用法)とか、avant de+inf.とか、ne…

先週少しだけ紹介したヴァレリーの1919年の「精神の危機」の第一の手紙の後半、松浦さんの文章で紹介されたところなど、ポイントを絞って復習してみました。特に、レオナルドの発明した鳥人間(=飛行機)が平和目的(山の頂に雪を取りに行って、それを真夏…

今日はローラーのコマンテールを読み進めました。ヴァレリーが内部押韻や畳韻(同一子音反復)や半諧音(同一母音反復)などの音楽的手段を総動員している様子に触れてから、先行テクストについて述べた部分は省略して、さっそく各詩節の分析をたどってみま…

今日は先週に続いて「犬と香水壜」のテクストを読みました。まずテローの文章の続きを読み、途中から、マーフィの本に移って、テローが指摘したテクスト構造のヤコブソン的図式を紹介した部分と、丁寧な象徴読解の部分を読みました。フラコンとエクスクレマ…

今日は前回に続き、一文一文しっかり声をだして練習したのち、構文の理解を中心テーマに解説しました。p.2の第3段落は関係代名詞の構文です。ここではquiが4回、queが1回出てきます。毎年、関係代名詞がよくわっていない学生さんが多いので、最初のうちに丁…

開講しました

第一回の今日は、授業概要、成績評価の方法などを説明したのち、「ベル・エポック(美しい時代)」をキーワードに、松浦寿輝さんの見事な論文「ヴァレリーとベル・エポック」(『ユリイカ』1992年12月号所収)を参考にしながら、ヴァレリーの1919年のテクス…

開講しました

授業概要と成績評価の方法などを説明したのち、さっそくクラシック・ラルース版で「眠る女」(『魅惑』唯一の正韻ソネット)の読みに入りました。イメージがよくつかめるまで、構文・語彙などをゆっくりと解きほぐしながら、4行だけ読みました。来週は、この…

開講しました

普通ならば、紹介的な話から始めて、まず序文「アルセーヌ・ウーセイに」を読んだりするのですが、今回は、趣向を変えて、最近の『パリの憂鬱』研究の元気のよさを伝えたいと思って、1993年の(最近というにはちょっと古いですが)ジェローム・テローの研究B…

開講しました

授業概要と成績評価の方法を説明しました。出席3割+筆記試験7割です。まず皆さんに動機と目標などを書いていただきました。さっそく授業に入り、テキストp.2の7行目まで読みました。構文に注意しながら、ゆっくり進んでいきます。一緒に声を出していくこと…

2008年度の授業日誌を始めます

長い冬も終わり、仙台にも桜の季節がやってきました。新2年生のガイダンスや新1年生のオリエンテーション+研究室訪問も終わって、いよいよ、4月10日から2008年度の授業が始まります。私の授業日誌も長い冬眠から覚め、活動を再開します。文学部棟の耐震改修…