2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

今日は、まず16世紀フランス文学の背景についてお話したのち、フランス・ルネッサンスのユマニスム(人間理性にもとづく人文主義)の理想を語るテクストとして、ラブレーからいくつかのテクストを紹介しました。最初に第二の書『パンタグリュエル』から第…

今日は、p.225のラストまで、読みました。p.220下の「〜から〜まで」という表現の列挙は、レオナルドの精神の運動性をなぞっています。今日読んだところでは、やはり、「飛行機」を創ろうとするレオナルドの肖像が実にいきいきした印象を与えます。レオナル…

今日は、最初に、日本のフランス語検定とフランス政府のDELF/DALFおよびTCFについて説明し、皆さんの将来的な資格取得の目標設定についてご案内をしました。とりあえず仏検の3級、さらに準2級の取得、フランス留学を考えている方々にはさらにプラスしてDELF…

今日は、1932年のヴァレリーのエッセー「コローをめぐって」を、ランベール版でp.159右側の下から7行目まで、読みました。息の長い文が連続して出てきますが、ヴァレリーの思考の流れに乗って読んでいきましょう。コローの素描や版画が音楽ときわめて密接に…

今日は、ヴィヨンの『遺言詩集』から第39〜41節とそれに続く有名な「昔の美女たちのバラード」を読みました。ブラッサンスによるシャンソンもついでに聞きました。「バラード」の第二節には二つの伝説が歌われています。ひとつはアベラールとエロイーズの恋…

今日は、p.220の下から9行目まで、読みました。このテクストのタイトルは「レオナルド・ダ・ヴィンチ」ですから、主人公がレオナルドであることは最初からわかっているとはいうものの、テクスト本文においては4頁目の終わりのほうになってようやく「レオナル…

今日は、第1課の本文を26行目まで読みました。授業のはじめに、フランス語ウェブ教材「クリック・ル・フランセ」の使い方を実演してみました。たいへんよくできた自習用教材です。基礎の基礎からマイペースで練習を積んでいくことができますし、読んで書いて…

今日は、ランベール版のp.159左頁上から2行目まで、読みました。今日のメインはp.158の自然の美をめぐる考察の部分です。まず、非美的経験と美的感動経験とを対比して一般的に述べたあと、ヴァレリーは、その具体例として、雑音と楽音の聴覚経験を対比して述…

開講しました!

今日は第一回。授業概要と成績評価の方法、今後の授業予定を説明してから、総論的な序論として、フランス文学史の方法や近代フランス語の整備などについて、プリントに基づいてざっと説明しました。この授業では中世から19世紀の初頭あたりまで、よく知られ…

開講しました!

今日は第一回。1942年のヴァレリーのテクスト「レオナルド・ダ・ヴィンチ」を少し読みました。これは『レオナルド・ダ・ヴィンチの手帖』という本の序文として書かれたもので、ヴァレリーがダ・ヴィンチについてこれまでに書いてきたさまざまなテクストのエ…

開講しました!

今日は第一回。全学部対象の展開フランス語です。少数精鋭。理系と文系がちょうど半々。まずこの授業の概要と成績評価の方法を説明してから、ミニットペーパーに簡単な自己紹介と動機(目標)を書いていただきました。なかなかしっかりとした動機を持ってお…

開講しました!

今日は第一回。前年度の続きの授業ですが、新しく受講される方々もおられるので、授業の概要説明(授業題目や成績評価の方法などの確認)に加えてヴァレリーという作家の生涯の要点紹介と前年度のレトロスペクティヴ(どんな関心に基づいてどんなテクストを…