2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

今日は、p.28の終わりまで、読みました。第1章では、ビュフォン、ミシュレ、テーヌ、ルナンというように連綿と続いてきた、文体=芸術が力を持った文学的な歴史から、セーニョボスとラングロワに代表される、方法を重視する科学的な歴史へと、覇権地図が大き…

今日は、『少年十字軍』第1章に当たる「ゴリヤールの話」に入り、テキストp.484の下から10行目まで、読みました。奇跡の光景を目にしたゴリヤール(乞食僧)が喜びと春の陽気に浮かれて、とりとめのない(脈絡のない)話をするのですが、その素朴な感じが、…

今日は、『若きパルク』の27行目まで、読みました。凝縮された言語芸術の世界です。最初のうちはとにかくこの世界の仕組み(多義的な語彙、多彩なレトリック、対比的イメージの重層、ミメーシス的な音の効果、等々)に慣れることが大切です。全512行を前期&…

今日は、第1課の本文の読みを終え、練習問題の1番の2まで、終えました。今日から出席をとっています。ネット上で活用できる二つの大辞典(フランス語宝典とリトレ大辞典)を紹介しました。本格的な単語調べをしたい方は是非活用してください。いろいろと調べ…

今日は、『文学の第三共和政』(共和政か共和制か、後日決めます)の本文に入り、セクション1の途中、p.24の真ん中のガブリエル・モノーの名前が出てくるあたりまで、読みました。これから歴史家を中心とする固有名詞がたくさん出てきます。コンパニョンさん…

今日は、『少年十字軍』の本文に入る前に、グードマールによる解説文と、冒頭のラテン語のフランス語訳を読みました。初級文法では、歴史や物語の過去時制である「単純過去形」はあまり親しむ時間がなかったと思いますので、今日は、慣れの意味も込めて、や…

今日は、『若きパルク』の冒頭部8行目まで、読みました。まず語彙・文法レベルで、できるだけ正確な読解を目指します。定型詩の要請による特殊なかたち(たとえば倒置や、冠詞の省略など)もありますが、「難解」とされる詩も、基本的な文法は普通の文と変わ…

今日は、教科書p.3の7行目まで、読みました。頻出する表現の型、あるいは構文について、ゆっくりと説明しています。今回は「〜だけでなく、〜もまた」の構文と「たしかに〜、しかし〜」の構文に注目しました。授業の内容に関連して、フランス第五共和国憲法…

開講しました!

19世紀後半から20世紀前半のフランス第三共和政期の文学批評の歴史をたどる授業です。第一回の今日は、導入として、主要参考文献『文学の第三共和国』(『文学の第三共和政』と訳してもいいかもしれません→後日訳語を決めます)の著者アントワーヌ・コンパニ…

開講しました!

マルセル・シュオブの短篇小説『少年十字軍』を読んでいく授業です。第一回、導入の今日は、成績評価の方法などについて触れたのち、さっそくテクストコピーを配付し、この小説の源泉となった史実(1212年に実際に起こった事件)、作品の形式(複数の語り手…

開講しました!

詩人ポール・ヴァレリーの代表作で、今年で発表からちょうど百周年となる『若きパルク』を読んでいく授業です。第一回、導入の今日は、さっそくテクストコピーを配付し、詩の形式(アレクサンドラン、脚韻は平韻)について基本的な知識を復習し、異文付き校…

開講しました!

今日は、第一回ということで、授業の概要、成績評価の方法などについて説明したのち、実際の授業の進め方を知っていただくため、さっそく、第一課のテキストの読みに入り、p.2の8行目まで、読みました。最初は、基礎的な文法事項や構文などについて「説明言…