2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

今日は、第10課を終えました。アメリカのフランス語圏ルイジアナ州についての記事でした。フランス語圏の地図を何度も参照しながら、解説しました。語法的には、rendre+名詞+属詞とか、on entend dire queの構文が重要です。例文をたくさん読んで、習熟し…

今日は、新しい章「床と不定形なものについて」に入り、p.1193の下から7行目のqu'il aimait(「切れ目」のよいところ!)まで、読みました。今日読んだ中では、Des queを二つ用いた息の長い一文が、内容的にも重要な、じつに見事な文でした。色彩というもの…

今日は、第3断章の第34行まで、読みました。第16行から第24行までの九行は、神々への祈りのシーンです。映像として映る美しいナルシス(愛されるナルシス)が、ついに、みずから、こちらへの愛の行為を望むようになるまで、(泉にナルシスを映す)光…

今日は、第9課の本文・練習問題、すべて終えました。文章は短いものでしたが、なかなか印象深い内容でした。ノルマンディーの先端部の小村ラ・アーグはバルビゾン派の創設者のひとりミレーのふるさと。1960年代までは寒村だったのが、1966年の核廃棄物再処理…

今日は、1890年の「海から現われ出る女」をひととおり読んでから、ホワイティングの注釈を読みました。詩の解説は難しい作業ですが、同じ作家の別の作品との比較(特に似たテーマを扱った作品との比較)や、同じ作家の別の散文テクスト(手紙や日記など)と…

今日は、p.1192の最後まで、読み終えました。馬を好んだドガの様子が味わい深い筆致で描かれていました。最後のところ、サン=トギュスタン教会前にあるポール・デュボワ作のジャンヌ・ダルク騎馬像の馬のほうばかり評価するドガに対して、ヴァレリーは、ジ…

今日は、「ナルシス断章」の第二断章の残り、第83行から第116行まで、読みました。第108行から第113行までの六行は、形式的には、主に相互的な再帰代名詞から成る代名動詞の不定形と名詞句が並べられた、何というか淡白な構文がとられています。内容的には、…

今日は、第8課の本文、練習問題、すべて終えました。ミネラル・ウォーターをめぐる記事でした。既に日本でも、いろいろな種類のものが売られていて、人によって好みも違うことでしょう。また、季節や天候によって、飲みたい水も変わってくるということがある…

今日は、先週の残りの部分(成熟期のヴァレリーの詩学をまとめたところ)をざっと説明してから、第4番目の詩「ヴィーナスの誕生」を、ひととおり読みました。イメージが定まらないところがいくらか残りましたが、無理に急ぐ必要はまったくないので、とりあえ…

今日は、p.1192の14行目まで、読みました。息の長い文、入り組んだ構文がたくさん出てきました。いつも繰り返し申し上げている通り、こういう文章は慣れが肝心です。ポイントは、構文をしっかり把握すること。最初のうち、肝心の構文がよく見えないのはあ…

今日は、第2断章の第82行まで、読みました。一度は愛で結ばれた恋人たちが、その後、すぐに愛と憎しみの交錯や、別れの悲しみなどで、ぐちゃぐちゃになっていく様が、第44行から第82行までの箇所に描かれています。第63行からの20行分は、イメー…

今日は、第7課「郊外の若者」を、終えました。郊外の問題は、移民の問題と不可分です。興味のある方々は是非、いろいろな文献に当たって、調べてみてください。今回のテクスト、文章の量は多めですが、簡単な構文がほとんどで、さほど難しくありませんでした…

レポート課題をアナウンスしました

今日は、「オルフェウス」をめぐるホワイティングさんの注釈のうち、p.47からp.50まで、論の展開を丁寧に追ってみました。論文を読むのは結構疲れますが、documentation(引証=証拠資料の提示)の手際や、問題意識の流れを観察すると、いい勉強になります。…