2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

今日は、コンパニョン『文学の第三共和政』の第10章「ドレフュスからプチ・ペール・コンブへ」の内容を読み取りました。ランソンとラヴィッスの相似性、また、ランソンとデュルケームとの相似性が語られていました。ランソンは社会主義への接近と民衆大学の…

今日は、シュオブ『少年十字軍』の第6章「カランダールの語り」を読みました。イスラム教徒から見た「子供たちの純粋性」の報告です。カランダールが目撃した子供たちの群れの中に、目の見えない子とその子の手を引く少女の姿がありました。第4章に出てきた…

今日は、ヴァレリー『若きパルク』の184行目まで、読みました。死への意識に「危険なまでに」捉われてしまったパルクは、予言=思考のもたらす倦怠が理由であると述べたうえで、一行空けて、185行目から少女時代の「ある夕べ」の思い出について語ります。次…

今日は、テキストの第7課「食糧の浪費」本文&練習問題、すべて終えました。今回は特に、接続法現在の活用について、語幹の姿(je/tu/il/ilsについては直説法現在3人称複数の語幹からもってくるのに対してnous/vousについては直説法現在1人称複数の語幹から…

今日は、コンパニョン『文学の第三共和政』の第9章「ドレフュスの僥倖」の内容を読み取りました。ドレフュス事件がランソンの栄光を後押ししたという話です。特に1898年の人権同盟とフランス祖国同盟の対立関係を軸とした人間模様には興味深いものがあります…

今日は、シュオブ『少年十字軍』の第5章「書生フランソワ・ロングジューの語り」の全文を読みました。量的には短い章でしたが、文体が擬古文調で、古語表現や堅い言い回しなどが出てきて、結構、読み応えがありましたね。494頁の下のほうの、ヒトデをめぐる…

今日は、ヴァレリー『若きパルク』の148行目後半から166行目まで、読みました。パルクはいかんともしがたく影=死の意識のほうへと傾斜していきます。「震えおののく」frissonnerの語源にある「冷たさ」すなわち死の冷たさが、陽光の下にあっても、感じられ…

今日は、第6課「ドローン」の本文・練習問題をすべて終えました。まず軍事目的で開発・利用されて、その後民生用に普及するというパターンは技術開発の歴史においてかなりありそうですが、ドローンもそうだったのですね。今回は特に、半過去形の作り方(直説…

今日は、コンパニョン『文学の第三共和政』の第7章「大学における文学」と第8章「ランソン氏の驚異的大躍進」の内容を読み取りました。第7章では特に1901年11月8日のソルボンヌ開講講演の内容を詳しめに辿り、第8章では特に1894年から1904年までの十年間にお…

今日は、シュオブ『少年十字軍』の第4章「三人の子供の語り」を読みました。第3章の教皇インノケンティウス三世の時に難しい語りと比べると、第4章の少年の語りはとても素朴ですが、素朴であるがゆえの哀切さが感じられました。今日は少し時間が余りましたの…

今日は、ヴァレリー『若きパルク』の122行目から148行目まで、読みました。お花畑を意気揚々と歩いていくパルクの幸福な姿に、じわじわと「影」=「死への欲望」が近寄ってきます。半過去形(時に単純過去形)による回想の語りから、現在の状況を確認する現…

今日は、まず前回実施した試験の答案を返却し、それから教科書の第5課に入り、本文、練習問題、無事終えました。トマ・ピケティは有名なフランス人経済学者で、彼の導き出した「r(資本収益率)>g(経済成長率)」の不等式はとても有名ですね。さて、今後…

今日は、アントワーヌ・コンパニョン著『文学の第三共和政』の第6章「批評への辱め」の内容を読み取りました。古い文学批評(ブリュヌチエール他)からの離脱・超克の道のりを、ギュスターヴ・ランソンの時々の文章を参照しつつ辿りました。文学研究は「小さ…