2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

最終回の今日は、予定通り筆記試験を実施いたしました。皆さん、力作を提出されたようで、これから読ませていただくのが楽しみです。成績評価方法は授業の最初に申し上げた通り、出席2割+筆記試験8割となります。これから授業がない2月3月は比較的時間が持て…

最終回の今日は、無事「マネの勝利」のテクストを最後まで読み終えることができました。マネによるベルト・モリゾの肖像画が「詩」であることを、ヴァレリーは音楽に関係する単語を多用しながら、説明していきます。注目したいのは、調和ばかりでなく不協和…

最終回の今日は、前回実施した筆記試験を返却してから、フレンチポップスの有名な曲として、まず、クロード・フランソワの「いつものように」を聞き、歌詞の意味を丁寧にたどりました。参考までに、この曲が大西洋を渡って、倦怠期の若いカップルの日常風景…

最終回の今日は、第20課と第21課の復習と仏作文を片づけてから、最後の単元、第22課(接続法)を学びました。練習問題も仏作文まで含めてすべて完了しました。この約4か月(実質3か月少し)でABCから接続法まで、ひと通り、フランス語の初級文法を集中的に学…

今日は、ゾラの『居酒屋』から、第2章冒頭部の飲み屋「アソモワール」の店内の印象派絵画のような描写、とりわけ、蒸留器の奇怪な迫力と、40歳の太った店主に10歳の少女が酒を200円分(4スー分)コップにくださいと頼むシーンをゆっくり読んでから、宮下志朗…

今日は、ヴァレリー「マネの勝利」の続きを、p.1359の下から2行目まで、読みました。マネによるベルト・モリゾの肖像画についてのヴァレリーのテクストは強烈です。何よりもまず「黒」が印象的だと述べる段落の次の段落で、幅広の黒いリボン飾りが喪帽のうえ…

今日は、予定通り、筆記試験(小テスト)を実施しました。単純未来、接続法、条件法現在、それぞれ動詞を活用させる問題でした。語幹と語尾については何度もくりかえし本質論を説明し、練習問題もたくさんこなしましたので、全般的に出来はよいです。来週返…

今日は、マラルメの青年時代の実存的なメタポエムを二篇、「陽春」と「鐘を撞く人」を読み、最後に少々急ぎでしたが「蒼空」を読んでから、友人カザリス宛ての手紙の一節から「ものではなく、ものが産み出す効果を描くこと」という象徴主義の基本原理を紹介…

今日は、前回読んだヴァレリー「マネの勝利」の「巨匠」の定義部分を再読し、瞬間と永遠を同時実現する作品を作る大芸術家がその定義となっていることを確認し、ボードレールの現代性概念、マラルメの芸術論、そして二人の先輩大詩人に連なるヴァレリーの芸…

今日は、条件法現在の活用形について、単純未来語幹+半過去語尾という本質を再確認しながら、教科書の練習問題と別冊練習問題集のほとんどの問題を片づけました。繰り返し練習するうちに、単純未来形と条件法現在形の語幹共通性&語尾のアヴォワールの現在と…

今日は、第18課と第19課の復習と仏作文問題の答え合わせをしてから、第20課(受動態、現在分詞、ジェロンディフ)と第21課(条件法)を学びました。直説法を実数モードとすれば条件法は虚数モードであり、表裏一体の関係にあります。動詞の活用の形としては…