2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

今日は、筆記試験を実施しました。これまで読んだ部分から出題した第一問は全般によく出来ています。第二問は実力問題です。第二問は辞書使用可でしたが、構文の知識などが身についていないと、しっかり訳すのは難しいはずです。出典はヴァレリーの講演「ボ…

前期最終回の今日は、ヴァレリーの「レオナルド・ダ・ヴィンチ方法序説」の第二十段落の終わり(プレイヤード版1172頁の下から8行目)まで、読みました。第十九段落では、「思考の難易度」のようなものが考えられていました。また、第二十段落の欄外注の言葉…

前期最終回の火4の授業となる今日は、まず先週実施した小テストの答案を返却しました。平均は7割弱でした。次に、宿題となっていた31頁の練習問題をゆっくりめに答え合わせしました。続いて、先週やり残していた「クリック・ル・フランセ」の直接目的補語人…

今日は、「円柱の歌」の最後まで、読みました。柱たちの矜持に満ちた自己顕示の描写が続きました。このヴァレリーの詩の発想源となった友人アンドレ・ルベイの詩の一部がモネスティエさんの注に紹介されていました。柱があくまでも人間による芸術作品である…

今日は、ボードレールの『パリの憂鬱』24番「計画」の最後まで、読みました。熱帯の海辺の小屋の描写は、何かの絵画を見ているような印象を受けましたね。ついでに、1857年の初出テクストをざっと見ました。最後の部分が明らかに異なっていました。さて、授…

今日は、「序説」の第18段落を読み、拙論「同一化原理をめぐって」のうち重要な資料――ポーの原テキストと「同一化原理」と題するヴァレリーの1893年の断章――について解説的な紹介を試みました。プレイヤード版1171頁の原注部分の解釈は、学生の皆さんの鋭い…

今日は小テストを実施しました。1番の訳はよかったのですが、2番の空欄埋め問題の出来にバラツキが出ました。答案は来週返却します。教科書第11課のビデオを見て、文法のポイント(間接補語人称代名詞)を簡単に説明しました。直接補語人称代名詞について、…

今日は、『魅惑』の第三番目の詩「円柱の歌」に入り、第五詩節の終わり(全体の20行目)まで、読みました。歌う円柱たちという表象は、ヴァレリーにおいてよく見られる「建築と音楽の深い親近性」を示す具体例のひとつです。もちろん、円柱が実際に音を出す…

今日は、「孤独」の注の残り――ラ・ブリュイエールとパスカルの引用文その他――を読み、『悪の華』所収のソネット「みみずくたち」をひととおり読み、最後に、「孤独」の次の散文詩「計画」に入り、17行目まで、読みました。「計画」は、夢想によって三つの場…

今日は、「序説」の続きで、第十八段落を少し入ったところ(プレイヤード版1170頁の下から十行目)まで、読みました。形と運動の相互乗り入れを見てとる想像力についての記述が続きます。このあたりは、後のシュルレアリスムの詩人たちが絶賛しそうな部分で…

今日は、まず、教科書25頁の練習問題3番の答え合わせをしました。10課のビデオの全体を見てから、部分冠詞の説明をしました。クリック・ル・フランセの2―2でたくさん練習をしました。ゲーム感覚なので、ついつい集中してしまい、時間をとってしまいましたが…

今日は、「プラタナスの木に」の最後の四詩節を読み終え、続いて、『魅惑』第三篇「円柱の歌」に入り、導入部に置かれたモネスティエの解説を、読みました。次回は本文の読みに入ります。どんどん読んでいく予定ですので、予習をよろしく。