2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

今日は、予定通り、期末試験を実施しました。中間試験同様、問題Iは教科書から20点分、問題IIは実力問題15点分でした。答案回収後、最後の10分間で実力問題の解答例を配って解説をしました。おとといの日曜日1月23日の「ル・モンド」電子版のニュースから「…

最終回の今日は、「ドガとフランス大革命」の章を終え、次の「話題いくつか」の章を読みました。後者は、前半部が「ムッシュー・アングル」の話、後半部がギュスターヴ・モローの話でした。empyree(最高天)の語源はギリシャ語のempurosで「火でできた」の…

最終回の今日は、ヴァレリー『私の見るところ』所収の「芸術の創造」(1928年1月のフランス哲学協会での講演)のp.296の真ん中あたりまで、読みました。残りの部分は論点のみ触れました。今日読んだところでは、何といってもp.296の上から二行目のinacheveと…

授業としては最終回となる今日は、第20課を終えました。これでテキストを完全に終えることができました。来週25日は予定通り、期末試験を実施します。テキストの出題範囲は第16課から第20課までとなります(辞書不可20点)。これに実力問題が加わります(辞…

最終回の今日は、1926年のエッセー「ベルト・モリゾ」のラスト、p.1306の最終行まで、無事、読み終えました。p.1305でヴァレリーは、息の長い疑問文を三つ、連続して繰り出しながら、不確実な内的生活の探究なるものが、はたして、感覚可能な外的世界よりも…

今日は、p.1184の上から12行目まで、読みました。マラルメとドガの微妙な関係、というか、一方的なドガの悪さに対してマラルメが(おそらくはかなりの程度)傷つくという構図の反復が描かれます。p.1182からp.1183にかけてのところ、息の長い文章が続いてい…

今日は、p.293の下から7行目まで、読みました。文学という芸術は、言語という共通素材を用いながら、その厳密性の欠如に由来する可能性を最大限に利用する、とヴァレリーは言います。みずからの「カイエ」の作業が自分にとって根本的な重要性を持つことを指…

今日は、第19課la der des ders(第一次世界大戦)休戦90周年記念をめぐる記事を、読みました。2008年11月11日の90周年式典にはpoilu(第一次世界大戦従軍兵士)はついに一人も参加しなかったとありました(最後の生き残りの男性が同年3月に亡くなってしまっ…

今日は、p.1305の最初の段落の終りincomparablesまで、読みました。p.1304の下段のDigression以下は、いわば追記のようなもので、ここでヴァレリーは、ベルト・モリゾに直接関わる話からいったん離れて、「外的世界」の見えるものを見る(ベルト・モリゾ的な…

今日は、p.1182の下から7行目のcomprendre.まで、読みました。ドガのおじいさんとマラルメの先祖が敵対関係にあったというエピソードから、今度は、ヴァレリーの記憶にある画家ドガと詩人マラルメの関係について、二人の激しいコントラストが浮き彫りにされ…

今日は、ヴァレリーの1928年1月28日のフランス哲学協会における講演「芸術の創造」の読みに入り、p.290の下から11行目まで、読みました。ヴァレリーは、自分の知的人生は、思想と詩作の二つの部分から成り、その二つは相互に密接に関係している、として、で…