2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

今日は、ボードレールの韻文詩「小さな老婆たち」の残りを全部、読みました。第3部の三詩節は、散文詩の「寡婦たち」に出てくるシーンと同じでしたね。第4部は全体のまとめに当たるところです。最後から二つ目の詩節で詩人の「私」が老婆たちの人生を生きる…

今日は、「序説」の第十段落の終わり(プレイヤード版1163頁の下の一行空きのところ)まで、読みました。通常の思考を思考するメタ意識状態のある一点に至ると、通常の思考の流れに規則性が読みとれる瞬間がある。そのとき、通常の思考の流れを加速し、通常…

今日は、小テストを実施し、答案回収後すぐに解説をしました。皆さんの出来はまあまあのようです。第5課p.16の文法の答え合わせを確認し、p.17練習問題の1番を終えました。クリック・ル・フランセの7−2で所有形容詞の練習問題を解きました。金曜日までの宿…

今日は、「曙」の第五詩節の終わり(50行目)まで、読みました。前回までのところの復習に時間をかけました。35行目のsagesには、賢いという意味だけでなく、身持ちがよいという意味が重なっていることが文脈から明らかでした。この「観念たち」は一方では娼…

今日は、「序説」の第九段落の終わり(プレイヤード版p.1162の10行目)まで、読みました。「思考のもろもろの操作についての意識」、「それらの本性について人が下す判断」、「(思考対象を変化させることができる)能力についての認識」、これらはいずれも…

今日は、まず第4課のディアローグを聞き、er動詞を確認しました。Aimerの肯定と否定、まずまず言えました。P.13の練習問題1を終えました。宿題となっていた練習問題2に時間をかけました。P.12の文法の3「疑問文の作り方」を説明しました。来週のこの時間は…

今日は、「曙」の第四詩節の終わり(40行目)まで、読みました。「仲良しの互いに似たものたちsimilitudes amies」が少しずつイメージを変えながら、33行目の「イデーIdees」へと至ります。一貫しているのは女性、それも、古代ギリシャの教養ある高級娼婦(c…

今日は、ボードレールの『悪の華』所収の詩「小さな老婆たち」の続きを、40行目まで、読みました。24行目の「象徴symbole」というのは、老婆(の体)のことで、その象徴の具体的な解釈の例が、すぐあとに続く二つの詩節――一方は宗教的、他方は幾何学的な解釈…

今日は、「序説」第七段落の終わりまで、読みました。事物の連続性の法則を捉える精神としてレオナルドやボナパルトが挙げられていました。la plus haute intelligenceはじつは、1895年の初出ではla plus humble intelligenceとなっていました。humbleのほう…

今日は、数字1〜20の復習(3・3・4拍子がノリがいいです)、p.10の文法事項1と2の確認のあと、「クリック・ル・フランセ」の第5課の2で「否定のde」を練習しました。je suis japonaisの単数複数全人称の肯定文と否定文、j'ai une voitureについて同…

今日は、全体解説のpp.21-25の要点を駆け足で説明してから、いよいよ作品に入り、第一篇「曙」の第一詩節(1〜10行目)を、読みました。モネスティエの解説を読めば、一定の物語や象徴性が「理解」できるように感じるのですが、まずは、ヴァレリーのテクスト…

今日は、ボードレールの韻文詩「小さな老婆たち」の20行目まで、読みました。最初に、詩の音節の数え方と脚韻について、ごく基本的な説明をしました。母音融合(シネレーズ)は覚えて下さい。さて、内容ですが、酷薄なように見えて、じつは、じつに愛情深い…

今日は、「序説」の第五、第六段落を、読みました。イメージの物理学のようなものを考える部分は非常に面白いところです。また、p.1158で「パスカルの名高い覚書」という言い方が出てきましたが、これは1919年版以降の表現で、1895年の初出では「パスカルの…

今日は、p.11の発音問題(inとanの区別)にじっくり時間をかけてから、クリック・ル・フランセで形容詞の性数一致の練習問題をゲーム感覚でこなしてみました。これは主に自習用のネット教材ですが、授業でも使う予定です。最後の15分で、第3課に入り、ディア…

今日は、前回の続きで、全体的解説のp.21の真ん中まで、読みました。少し残ってしまった部分は、来週、簡潔に要約して説明します。全体的な解説はこれで終わりとし、来週から、いよいよ、第一篇「曙」の読みに入ります。一応、30行目まで、予習をしておいて…