今日は、スケジュール調整のための土曜授業日。第8課の残り、p.39の非人称表現、p.40の練習問題4を終え、第9課に入りました。代名動詞まで、ざっと説明しました。次回は残りの練習問題を片付けます。さて、第9課の課題曲はクロード・フランソワの「いつものように」ですが、この曲は、大西洋を渡って、「マイ・ウェイ」という曲に大化けします。アメリカのビッグスター、フランク・シナトラの代表的なヒット曲です。日本では、たぶん、クロード・フランソワの原曲よりも、シナトラの歌のほうが、はるかに有名でしょう。「いつものように」が倦怠期の若いカップルの小生活情景を歌っているとすると、「マイ・ウェイ」は波乱万丈の人生を生き抜いたオヤジさんが人生を振り返る歌です。両者のニュアンスはかなり隔たっていますが、同じ曲が、歌詞を変え、歌手を変えると、こんなにも印象が変わるものか、という、典型的な事例といってよいでしょう。さて、今後、授業では、夏休みの宿題で皆さんに選んでいただいたシャンソンの中から、文法の知識の確認としても有効な例を、なるべく多く紹介していこうと思います。さっそく、代名動詞の出てくる、ポルナレフのHolidays(日本語のレコードタイトルは「愛の休日」)のフランス語歌詞を配付しました。宿題ではありませんが、意味について考えておいてくだされば幸いです。