2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

今日は、ボードレールの散文詩「孤独」の残り、そして、ロベール・コップによる注のうちp.309のラ・ブリュイエールの前まで、読みました。注のp.308に紹介されている1855年版のテクストと1864年の最終版テクストと比べると、だいぶ違っていることに気づきま…

今日は、ヴァレリーの「レオナルド・ダ・ヴィンチ方法序説」の続きで、第十六段落の最後(プレイヤード版1169頁の真ん中)まで、読みました。球体の中心にいる「見る人」が、ちょうどプラネタリウムでも見るように、球面の内側に浮かぶ、さまざまな形(イメ…

今日は、まず、教科書23頁3番の答え合わせをしました。Y penserとy allerは難しかったようですね。第9課に入り、Dialogueの読みと解説をしましたが、復習の意味も込めて、金曜日までに各自、訳を用意することを宿題としました。非人称の表現をひととおり確認…

今日は、「プラタナスの木に」の続きを、56行目まで、読みました。第二部(17〜40行)が孤独とエロス的な幻想をテーマにして、ややネガティブなイメージが支配的であったのに対して、第三部(41〜56行)は、吹きつける風に応えて激しく揺れ動くプラタナスの…

今日は、「年老いた大道芸人」を読み終え、続いて、『パリの憂鬱』第23番の詩「孤独」に入り、34行目まで、読みました。博愛主義対孤独主義の対立を基軸に、一方的な言葉への嫌悪が感じられるように思います。来週は、本文の残りを読んだら、注のpp.308-309…

今日は、プレイヤード版p.1168の上から7行目まで、読みました。「見る人」の知覚や思考の運動を、外界とのコンタクトの瞬間から、ごく一般的かつ抽象的に描写してみるとどうなるか、という試みが、第十六段落なのだと思います。こうした抽象的なモデル化には…

今日は、第8課のdialogueを聞いて、発音練習をして、テキストを日本語に訳してみました。近接未来と近接過去について説明し、そのあと、「クリック・ル・フランセ」から近接未来の練習問題をいくつかやってみました。「クリック・ル・フランセ」の練習問題に…

今日は、「プラタナスの木に」の第8詩節の終わり(32行目)まで、読みました。木が大地に根を張って、自由に身動きできないということが、さまざまなイメージを用いて表現されています。その孤独なあり方を強調するためでしょうか、満たされることのないエロ…

今日は、ボードレールの『パリの憂鬱』の第14篇「年老いた大道芸人」の75行目まで、読みました。この散文詩の全体は89行ですが、「年老いた大道芸人」が登場するのは46行目以降です。つまり、前半は祭りの賑やかな明るさが、いわば、背景として、十分に描か…

今日は、ヴァレリーの『レオナルド・ダ・ヴィンチ方法序説』の第十四段落(プレイヤード版p.1166の下から二行目まで)を、読みました。眼(網膜)で見るよりも、知性(語彙)でものを見る「大部分の人びと」への辛口の批判が大々的に展開される「有名な」(…

今日は、7課のdialogueのCDを聞いて、発音して、意味を検討しました。訳はよく準備されていました。続いて、grammaire(疑問代名詞と疑問副詞)の説明をひととおり(疑問代名詞は比較的あっさりと復習)。そのあと、宿題になっていた練習問題の一番を終え…

今日は、『魅惑』の二番目の詩「プラタナスに」の第二詩節の終わりまで、読みました。また、詩の読みに入る前に、モネスティエによる最初の解説を丁寧に読みました。そのなかで、「詩人の使命は、無秩序を秩序化し、闇を照らし、生命の本能的な力を知的な言…

今日は、『パリの憂鬱』から、2番「老女の絶望」と35番「窓」を読み、途中、12番「群衆」を紹介してから、15番の「老いた大道芸人」に入り、13行目まで、読みました。「窓」の17〜20行目は「群衆」で展開される詩人論に直接つながっています。ボードレールの…

今日は、「レオナルド・ダ・ヴィンチ方法序説」の第12段落の終わり(プレイヤード版p.1164の下から5行目)まで、読みました。哲学者批判あるいは概念主義批判から、「見ること」へと描写は進んでいきます。このテクストはまさしく、思考という運動の描写…

今日は、先週の小テストの答案を返却しました。綴り字の読み方の出来はよくありません。体得するのにそれなりの時間はかかりますが、努力が必要です。6課のdialogueのCDを聞いてから、読んで訳を言ってもらいました。それからGrammaireの解説をひととおり…

今日は、「曙」の最後まで、読みました。観念の圧力に対抗して、身体の感覚を開放することで詩の言葉に近づこうという動きが、イメージ豊かな言葉で描かれていたように思います。最後の「希望」のイメージは、モネスティエの「ニンフ」から鈴木信太郎の「白…