2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

5月22日フランス文学特別講演開催

コレージュ・ド・フランスのアントワーヌ・コンパニョン先生が、きたる5月22日に来仙され、「写真映りのよい詩人 ボードレールの現代性」というテーマで、講演をしてくださいます。詳しくは案内をご覧ください。多くの皆さまがたのご来聴をお待ち申し上げま…

今日は、「駄目なガラス屋」の続きで、p.119の33行目まで、読みました。相変わらず息の長い文が連続しますが、めげずに、文の構造を追いかけてみてください。それと、綴り字の読み方がしっかり身についていないケースが時折目につきます。フランス語の発音の…

今日は、p.1238の下から2行目まで、読みました。哲学者は行動価値についての学(倫理学)と感情表現や感動創造にかかわる諸価値についての学(美学)という二つのものを自分のうちに構築せざるをえない、とヴァレリーが言っているところで使われていた比喩――…

今日は、いよいよ「ナルシスは語る」のテクストの読みに入りました。もたげる疑問を大切にしながら、ゆっくり読んでいます。タイトル、エピグラフ(銘句)、それから最初の二行をめぐって、あれやこれや、考えてみました。意味ばかりでなく、音やイメージを…

今日は、ボードレールの『パリの憂鬱』の序文「アルセーヌ・ウーセイに」のテクストの残り部分を読んだのち、「駄目なガラス屋」の冒頭部5行目まで、ゆっくりと読んでみました。息の長い文があたりまえのように出てきますが、めげずに、粘り強く、読み解いて…

今日は、p.1237の下から9行目まで、読みました。普遍性を担保に語っていると思っていても個人の特殊性に行きつかざるをえない哲学者の言説の矛盾について、ヴァレリーは批判の手を緩めません。今日読んだところでは特に、ヴァレリーの哲学批判が活き活きとし…

今日は、先週のヴァレリー紹介記事の残りの部分を、ゆっくり読んでいるうちに、時間になってしまいました。ジッド宛てのヴァレリーの手紙にある自己分析のことば「私はあらゆる矛盾の幾何学的な場である」は面白い表現でした。ヴァレリーの詩や文章の特徴が…

開講しました!

本日、開講しました。今日は、まず、『講義概要』をもとに、授業の内容と成績評価の方法などを説明したのち、さっそく、当面のあいだ読んでいく予定のテクストを配付しました。ボードレールの散文詩集『パリの憂鬱』から、短編小説のような面白さに満ちた詩…

開講しました!

本日、開講しました。今日は、ヴァレリーの1929年の散文「レオナルドと哲学者たち」のテクストを配付し、さっそく冒頭部分を(p.1235の下から5行目まで)読んでみました。このテクストはイタリア出身の作家レオ・フェルレーロ(1903−1933)のデビュ…

開講しました!

本日、開講しました。初回の今日は、まず、『講義概要』にもとづいて、授業の内容や成績評価の方法を確認したのち、プリントを配付し、クラシック・ラルース版『魅惑』の冒頭部に記されたポール・ヴァレリーについての基本的な紹介記事を参照しながら、ヴァ…