2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

今日は、教科書の総復習をしました。これまでに聴いた歌詞を、後期でひととおり学んだ文法の知識で振りかえってみると、かなり読めることに気付いたことと思います。第1課の「シャンゼリゼ大通りで」の出だしは半過去形だとか、第3課の「子供を抱いて」や第6…

今日は、第4回の小テストを実施し、そのあと、自己採点してもらいながら解説。接続法は前回出てきたばかりで、まだ親しみがないせいか、ちょっと出来がよくなかったですが、そのうち慣れるでしょう。そのあと、前回じゅうぶんな説明のできなかったポップスの…

今日は、最終回。『ドガ・ダンス・デッサン』から「ダンスについて」の最後のページ(p.1173)を、ゆっくりと読みました。ヴァレリーは、人間の女性のダンサーよりも遥かに凄いダンサーを映画で見たことがあるといって、クラゲのダンスを紹介しています。そ…

今日は、最終回。先週に続いて、「コローをめぐって」のテクストを、p.158左側下から9行目まで、読みました。シンプルということの意味について、そして、コローにおける自然の位置について、味わい深い文章が続きます。人はそれぞれのキャリアがかなり進ん…

今日は、前回実施した小テストの答案を返却し、第12課のp.55の残りのところ、条件法現在の用法の補足として、過去における未来(時制の一致)の用法を説明しました。条件法現在の形(不定法+avoir半過去語尾)はこの「過去における未来」を合理的に反映した…

今日は、最終回。ヴァレリーの若い時の文章「建築家についての逆説」をざっと読みました。このテクストの冒頭部と結末部に現れるオルフェウスは、音楽家にして建築家でもあるアンフィオンの神話と重なって、音楽と建築の深いアナロジーを象徴する人物となっ…

今日は、p.1172を、読みました。ダンスの世界と普通の動作の世界の比較をした部分。似たような表現が繰り返されています。文章全体が難解に思われるとき、繰り返される似たような表現があれば、それらをチェックして、相互にリンクしてみると、論旨が明快に…

今日は、1932年のヴァレリーのエッセー「コローをめぐって」の読みに戻り、ランベール版でp.155の右側下から8行目まで、読みました。ドラクロワとの対比が鮮やかです。効果理論に熱心で、見る者・聴く者・読む者を圧倒しようとするドラクロワ、ワグナー、ボ…

今日は、予定通り、第3回小テストを実施しました。中性代名詞、単純未来、条件法現在、それと、動詞commencerの活用表(直説法現在、半過去、単純未来、条件法現在)の完成という問題を出しました。テストのあとは、ゆっくりと解説しながら、採点。答案をざ…

今日は、ついに、p.147のラストまで、読み終えることができました。昨年4月からずっと読んできて、全部で25回かけて、プレイヤッド版で69ページ分のテクストをひととおり熟読したことになります。けっして易しくはない、実に凝ったフランス語のテクストを、…

今日は、p.1170の復習をしてから、p.1171を全部、読みました。プレイヤッド版できっちり一ページ分、読み応えがあったと思います。外的な目的を明確に持ち、経済原則に則って動く第一カテゴリーの動作に対して、運動すること自体を自己目的化し、ひたすらエ…

今日は、予定を変更し、番外編というか補足編として、先日、パリに短期滞在した折に集めてきました、アンリ・ルアール関係の資料の一部をご紹介しました。まず、ルアールの没年1912年に刊行された、アルセーヌ・アレクサンドルという人物による著書『アンリ…

今日は、まず前回の小テストを返却(授業の終わりに宿題の歌詞日本語訳を集めました)。単純未来形の復習として、アダモのTombe la neige, tu ne viendras pas ce soir.の歌、そして、コラ・ヴォケールの朗々とした「さくらんぼの実る頃」を聴いて、歌詞のな…

今日は、p.144の18行目まで、読みました。建築家になったかもしれないソクラテスが建築論を語る、作品結末部分の長い台詞の前半部まで読んだことになります。p.143からp.144にかけての部分では、造物主(デミウルゴス)による天地創造が、壮大なイメージで語…