2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

今日は、コンパニョン『文学の第三共和政』の第13章「老修辞学教師」の内容を読み取りました。修辞学を批判したランソンですが、修辞学は自身の根本に生きていたようです。また「教科書事件」ではヴァンデランの批判を受け、1923年の『フランス文学史』改訂…

今日は、予定通り、筆記試験を実施しました。やや分量が多かったかもしれず、お疲れ様でした。しかし、一応、シュオブの傑作短篇小説『少年十字軍』の全8章の抜粋を順番通りに並べましたので、物語の全体を復習する機会にもなったのでは、と思います。答案を…

今日は、ヴァレリーの詩『若きパルク』の243行目から279行目まで、読みました。基本的にはタナトスのテーマが主調音を成しており、ところどころ、その主調音をコントラストで浮き彫りにするように、エロスのテーマが出現してくるようです。全部で512行ある長…

今日は、予定通り、期末試験を実施しました。終了後、ざっと解説したのち、残り時間で第10課の本文を読み終えました。cannabisに対する法的な扱いは国によってかなり異なりますが、国際的な共通尺度は厳格です。さて、これで無事、教科書の前半部をすべて完…

今日は、コンパニョン『文学の第三共和政』の第12章「普遍的な教育学」の内容を読み取りました。ランソンは、中等教育から高等教育へと活動の場を移しますが、それは、高等教育の場で、中等教育に携わる若い教師たちを新たな方法によって教育することで、結…

今日は、シュオブの短篇小説『少年十字軍』の最終章を読み終え、全体を読了しました。素晴らしい作品でしたね。同時代のジャリやグールモンといった作家が絶賛し、後年の大作家ボルヘスがスペイン語に翻訳するほどに愛誦したこの作品を、私たちもまた、毎週…

今日は、ヴァレリーの長詩『若きパルク』の209行目から242行目まで、読みました。222行目の途中で、突然、タナトスのテーマからエロスのテーマに一転します。春の樹木のエネルギー全開のイメージがいくつもの比喩を畳みかけるように用いて示される箇所でした…

今日は、テキスト第9課「フランスの出生率」の本文の読み&練習問題をすべて終えました。社会的にも行政的にも、子供を産んで育てやすい環境を、時間をかけて整えてきたフランスには、日本も学ぶところが多いですね。さて、いよいよ来週は最終回。期末試験を…

今日は、コンパニョン『文学の第三共和政』の第11章「中等教育の法王」の内容を読み取りました。40歳まで高校の国語の先生だったランソンは中等教育の問題を知悉していました。それを強みに、彼は教育改革の提言を重ね、中等教育論のドンになっていきます。…

今日は、シュオブ『少年十字軍』の第7章「小さなアリスの語り」の全部と第8章「法王グレゴリウス9世の語り」の前半部(p.502の9行目)まで、読みました。アリスの素朴な語りは、それだけで哀切ですが、最後の部分で語りの人称が1人称から3人称に変わるところ…

今日は、ヴァレリー『若きパルク』の185行目から208行目まで、読みました。パルクのテクスト空間では、生と死のテーマが裏表入れ替わるように、また、生のテーマはさらに意識と性愛のテーマに変奏されて、とりわけこの性愛=エロスのテーマが死=タナトスの…

今日は、教科書第8課「主日の安息」の本文の読み&練習問題をすべて終えました。今日のポイントは代名動詞 se reposer でした。大いに勉強(仕事)したあとは、ゆっくり休んでください。あと残すところ二回です。最終回に期末試験を行います。範囲は教科書の…