今日は、代名動詞について補足説明をしてから、p.44の練習問題を終え、あとは、Comme d'habitudeのフランス語の歌詞の全部について、クロード・フランソワの歌を聴きながら、説明しました。目的語人称代名詞がかなり出てきますし、代名動詞もたくさん出てきて、いい練習になりました。再帰代名詞のseが直接目的か間接目的かの区別は、最初のうち戸惑う部分があるかもしれませんが、間接目的の場合は、いったん、《前置詞のa(このブログではアクサン記号が出ません。アクサングラーヴつきのaです)など+人称代名詞強勢形》のかたちに分解してみるとわかりやすいかもしれません。たとえば、tu me tournes le dos→tu tournes le dos a moi(君は僕に背を向ける)という具合です。少し時間があったので、先週配ったポルナレフのHolidaysの歌詞を、曲を聴きながら、紹介しました。原文では、飛行機に乗っている人の目線によって、空を見上げる、そして、地上を眺めおろす、二つの壮大な方向感覚と浮遊感覚を想起させながら、非日常的な空間と時間の経験、人間の生の儚さへの哀愁のようなものが、象徴的に歌いこまれていると思います。最後は、Les avions se cassent つまり、飛行機は〔どんな飛行機もいつかは〕壊れてしまうわけですね。「愛の休日」?という邦題のもたらすやや世俗的なイメージとは、かなりニュアンスが異なり、地上的というよりはむしろ天上的なニュアンスを感じます。リクエスト特集?は今後も続けますが、とりあえず、次回は小テストを行います。範囲は第8課と第9課です。