2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

最終回

今日は、先週実施した期末テストの答案コピーを返却し、問題を解説しました。実力問題は皆さんよく健闘しました。日ごろの努力の成果がちゃあんと出ていると思いますし、皆さんもそう実感されたのではないでしょうか。これで授業は終わりましたが、せっかく…

最終回

今日は、まずお二方に発表していただきました。カミュ『シーシュポスの神話』における意識の積極性。ジュネ『泥棒日記』におけるorgueil(自恃)の力。いずれも、最終回にふさわしい力の籠もった発表でした。まだ読んでいない人が、お話を聞いていて読んでみ…

最終回

今日は最終回。テキストは最後の第19課(接続法)をすべて終えました。残った時間で冬休み宿題プリントの残りをほぼ片付けることが出来ました。最後に授業評価アンケートに答えていただき、全部で14回の集中講座のすべてが終わりました。アンケートの自由記…

最終回

本日にてラストとなりました。最後の節「レクチュール」をざっと読みました。p.77やp.78で既に現れていた「再構成」(reproduire / une nouvelle efflorescence / une nouvelle image)のテーマが、pp.82-84あたりで再度展開されています。「書くこと」とは…

期末テスト実施

今日は受講者全員出席のもと、予定通り、期末テストを実施しました。教科書からの出題は、皆さん、ちゃんと準備が出来ていたようで、ほぼ良い出来です。実力問題のほうは、『ル・モンド』紙の最近の社説の一部を訳してもらう問題で、少し骨が折れたことでし…

今日はまず発表を三つ聞かせていただきました。サガンの『ブラームスはお好き』における孤独と恋愛のテーマ。バルトの『零度のエクリチュール』におけるエクリチュールの概念をめぐって。バルトの『批評と真実』における「旧批評」批判の射程。いずれも面白…

今日は第17課(受動態・現在分詞・ジェロンディフ)と第18課(条件法)を終えました。練習問題のなかにパスカルの有名な文句が出てきたり、だんだん本格的な感じになってきましたね。皆さんは、ちゃんと読めます。わずか三ヶ月ちょっとでこのレベルまで来る…

今日はp.79の3行目まで読みました。批評家(主体sujet)と言語langageの関係について述べたpp.76-78は難解でした。バルトによれば、sujet/jeはlangageの中に自らの中身を吐き出すようなpleinの存在(plenitude)ではなく、vide/absence/rienの存在(le rien …

今日は第20課「ヴェルサイユの亡霊」を全部終えました。ポイントは前回に引き続き、単純過去形(vecurentとかmourutとかdevintとか)に慣れることです。プチ・トリアノンは古代様式による建築物ですが、古代様式(新古典主義)の流行は、当時、イタリアのポン…

今日はカミュの『異邦人』について、まず、アラブ人殺害は「太陽のせいだ」というムルソーの人物像について発表をしていただきました。自分の気持ちに対して常に正直なムルソーは、通念的道徳コードの期待する言動をなぞりません(そこが彼の爽やかな魅力で…

今日はまず小テスト第2回をやりました。答え合わせと解説をしてから、テキスト第16課(半過去)を終えました。残った時間は、冬休みの宿題プリントの答え合わせを4のVまで終えました。来週はテキスト第17課と第18課を片付け、宿題プリントの答え合わせを先…

今日はp.75下から2行目まで読みました。批評は作品を変形(歪形)する行為ですが、その変形は恣意的なものではなく、三つの拘束のもとに規則化されているとして、バルトは、1)作品においてはすべてが等しくシニフィアンであり、批評言語の「一般化」(変形…