今日は、前回実施した小テストの答案を返却し、第12課のp.55の残りのところ、条件法現在の用法の補足として、過去における未来(時制の一致)の用法を説明しました。条件法現在の形(不定法+avoir半過去語尾)はこの「過去における未来」を合理的に反映したものです。間接話法の主節が現在から過去になると、que節のなかの動詞も、単純未来形から「過去における未来形」に変わらなければなりません(時制の一致)。その際、「過去における未来形」というのは、動詞の語幹は不定詞のままで、そこに加わる語尾が、ただ単に、単純未来形の語尾(avoirの現在形)から、半過去形の語尾(avoirの半過去形)へとスライドするというだけのことです。それから、過去分詞の性数一致についても説明し、p.56の練習問題の残りを片づけ、最終章である「エピローグ」に入りました。まず、品詞と文型を確認してから、六つの法(人称法四つと非人称法二つ)をざっと眺め、本題の接続法現在について解説しました。p.59の例文をひととおり眺めてから、やや時間がおしていたのですが、接続法の表現を含むポップスを三つ紹介して、意味を確認しました。次回は、第四回の小テストを実施します。範囲は、前回と重なりますが、第12課とエピローグ(特に接続法現在)とします。これまで聴いてきたポップス(プリントで歌詞を紹介したり、ビデオクリップを見ながら解説したりしたものも含みます)から、文法事項(特に動詞の複合過去、半過去、単純未来、前未来、条件法現在、接続法現在など)の具体例となっているような歌詞をいくつか訳してもらおうと思っています。どうぞ、復習をよろしく。小テストのあとは、今日、急いで眺めるだけだった曲に、多少プラスアルファして、ゆっくり鑑賞してみたいと考えています。では、また来週。