今日は、アントワーヌ・コンパニョン著『文学の第三共和政』の第6章「批評への辱め」の内容を読み取りました。古い文学批評(ブリュヌチエール他)からの離脱・超克の道のりを、ギュスターヴ・ランソンの時々の文章を参照しつつ辿りました。文学研究は「小さな博識」に閉じこもるのではなく、社会と文学との融合を視野に、個人的感情(印象・主観)を最小限にとどめて、文献学的方法を貫くべきであるという文学史の企図は果たしてどのような結果に至るのでしょうか。次回(6月15日)は第7章と第8章を読む予定です。割り振られた引用文の訳については、当たった皆さん、どうぞよろしく。