今日は、ヴァレリー『若きパルク』の122行目から148行目まで、読みました。お花畑を意気揚々と歩いていくパルクの幸福な姿に、じわじわと「影」=「死への欲望」が近寄ってきます。半過去形(時に単純過去形)による回想の語りから、現在の状況を確認する現在形による語りへと変化していきます。構文や意味・イメージの確定に慣れてきたら、音の工夫(畳韻や半諧音などの模倣的諧調の工夫)も少しずつ意識してまいりましょう。次回は172行目までは読む予定です(189行目くらいまで、予習をどうぞよろしく)。