今日は、ヴァレリー『若きパルク』の148行目後半から166行目まで、読みました。パルクはいかんともしがたく影=死の意識のほうへと傾斜していきます。「震えおののく」frissonnerの語源にある「冷たさ」すなわち死の冷たさが、陽光の下にあっても、感じられてならないパルクは、ついに、主体的に死への傾斜を「考える」ことになります。第6節の最後の6行分は次回に回します。208行目まで予習をどうぞよろしく。