今日は、ヴァレリーの『レオナルド・ダ・ヴィンチ方法序説』の第十四段落(プレイヤード版p.1166の下から二行目まで)を、読みました。眼(網膜)で見るよりも、知性(語彙)でものを見る「大部分の人びと」への辛口の批判が大々的に展開される「有名な」(『序説』の読者ならば、おそらく皆、「お気に入り」に入れるであろうと思われる)箇所です。欄外注も含めて、この箇所は、ヴァレリーの芸術論、教育論に直接つながるところです。次回は、視覚についての長めの脚注を読んでから、先に進みます。予習をよろしく。