「紡ぐ女」の続きをひととおり読みました。韻文詩は脚韻の要請から大胆な倒置構文がとられることがよくあります。基本的に、統辞関係がつかめれば、そう難しいことはありません。これも慣れです。さて、今日読んだところでは、第3節と第4節がいわば夢のピークで、後半は、影が編まれたり、夢が繰られたりして、なんというか、次元が変わってきて、最後には青空も消えて闇となり、夢みる紡ぐ女も消えてしまいます。まずは具体的なレベルのイメージをつかみ、次に象徴的・抽象的なレベルの議論をするという順序が大切かと思います。次回は、よくわからなかったところを検討してから、ホワイティングの解説にざっと目を通します。ひととおり読んで、ポイントをまとめておいてください。では、また来週。