今日は、「紡ぐ女」の読みに入り、最初の二節分だけ、イメージを追ってみました。その前に、基本的な作業として、アレクサンドラン(十二音節詩句→Le Grand Robertに載っているレイモン・クノーの例文はじつに面白いです)の音節のカウント練習をしてみました。大事なのは、行末の無音のeは音節にカウントしないということと、母音衝突の場合は一音節に合体するということ、とりあえずこの二点です。それから、Terza rimaの脚韻の約束事を確認しました。来週は残りを読み、全体のイメージを確認したのち、1891年版を読み、『旧詩帖』のテクストとの違いを確認します。余裕があれば、Whitingの解説を見てみたいと思います。予習をどうぞよろしく。