今日は、p.1187の章の終りまで、読みました。短い章でしたが、アングルとドガドガヴァレリーという三世代が交錯し、味わい深い淡麗さを感じる文章だったと思います。初級を終えて中級に入る頃は、特に、文法の基本を確認しながら、そして、徹底的に辞書の用例を読みながら、一歩一歩、文章を理解していくことが肝心です。ひととおり意味がわかることはもちろん大切ですが、さらに一歩踏み込んで、なぜ、ほかならぬその単語を使っているのかとか、どういうニュアンスがあるのかとか、あれこれ考えると、文章が魅力を放ってきます。たとえば今日のところだと、variante、textes、commentesという三つの単語は意味の連関をかたちづくっていることに気づきます。予習のときに、一歩踏み込む努力を重ねていただければ幸いです。では、また来週。