前期最終回の今日は、ヴァレリードガ ダンス デッサン』の断章「裸体について」の前半部を読みました。まず裸体が一般にどのように受け入れられてきたかを述べたあとで、画家にとっての裸体がきわめて重要なオブジェであることに触れて、三人の画家(ティツィアーノ、アングル、レンブラント)の裸体画についてのエクフラシス的描写が行われています。発表者の方にご用意いただいた絵画資料がたいへん役立ちました。感謝です。夏休みは皆さん、ご自身の読書や研究に大いに励んでいただければと思います。今年は特に暑い感じです。どうぞ、ご自愛くださいますよう。