最終回の今日は、コンパニョン『文学の第三共和政』第2部の第6節と第7節の内容を読み取りました。第5節あたりから、節のタイトルは、プルーストにとって反対すべきものではなく、積極的な意味をもつ読書の在り方に変わってきました。第7節ではヴィジョン的な読書の重要性が主張されています。プルーストの読書論は本当に面白いですね。さて、昨年度から進めてきたこの講義もこれにて一段落となります。長い間、出席して、話を聞いてくださった方々にあつく感謝いたします。今年の夏は暑そうですが、どうぞよい夏休みをお過ごしください。