今日は、ボードレールの韻文詩「小さな老婆たち」の20行目まで、読みました。最初に、詩の音節の数え方と脚韻について、ごく基本的な説明をしました。母音融合(シネレーズ)は覚えて下さい。さて、内容ですが、酷薄なように見えて、じつは、じつに愛情深い言葉が並び、おそらくはパリの街を行き来する老婆たちの活き活きとした姿が浮かび上がります。来週は続きを読みます。一応、最後(84行目)まで、予習をよろしく。