今日は、ボードレールの韻文詩「小さな老婆たち」の残りを全部、読みました。第3部の三詩節は、散文詩の「寡婦たち」に出てくるシーンと同じでしたね。第4部は全体のまとめに当たるところです。最後から二つ目の詩節で詩人の「私」が老婆たちの人生を生きるというイメージが現れますが、ここは、ボードレールの他の詩でも見られる、詩人の得意技としての、想像力の冒険です。全体に、とても面白い詩でした。来週は、「老婆の絶望」と「窓」を読み、時間があれば、最初のプリントに戻って、「老いた大道芸人」を読みます。予習をよろしく。