今日は、「曙」の第五詩節の終わり(50行目)まで、読みました。前回までのところの復習に時間をかけました。35行目のsagesには、賢いという意味だけでなく、身持ちがよいという意味が重なっていることが文脈から明らかでした。この「観念たち」は一方では娼婦のイメージ、他方では蜘蛛のイメージで描かれ、主人公の「私」を虜にしようとしますが、第六詩節以降で、「彼女たち=観念たち」に対する「私」の断固たる戦いが始まります。脚注部分に書かれたモネスティエさんの解説は明快です。こちらも読んでおいてください。では、また来週。