今日は前回に続き、一文一文しっかり声をだして練習したのち、構文の理解を中心テーマに解説しました。p.2の第3段落は関係代名詞の構文です。ここではquiが4回、queが1回出てきます。毎年、関係代名詞がよくわっていない学生さんが多いので、最初のうちに丁寧にやっておくべきだと思いましたので、今回はやや時間をかけて説明しました。quiの先行詞は後続動詞の主語(quiをとりのぞいてみれば主語‐動詞の一文ができあがります)、queの先行詞は後続動詞の直接目的語です(queをとりのぞいて先行詞を後続動詞のうしろにもっていくと一文ができあがります)。このあたりは、慣れも必要ですね。それと、p.3の4行目の知覚動詞構文。「知覚動詞構文」がよくわからない学生さんが数名おられたので、見る/聞く/感じるを例にゆっくり説明しました。英語にもこの構文はありますよ。P(名詞)がQ(動詞不定詞)するのをvoir/ecouter/sentirするという、よくある構文です。三つの動詞について辞書から例文を挙げてもらいました。こんなわけで、今日は、テキストはあまり進めませんでしたが、わからないまま進むよりは、最初のうちは、基礎知識の確認を兼ねて、こんなペースで進むほうがよいでしょう。とはいえ、限度もあります。ある程度、量をこなして慣れていくというのも大事なことですので、少しずつペースを挙げていきます。毎回何度も当たりますので、緊張感をもって、予習をしてきてください。
 なお、授業中に携帯電話が鳴るのは授業妨害となりますので、授業中は電源をお切りくださいますよう、御理解と御協力のほど、なにとぞよろしくお願いいたします。