今日は先週に続いて「犬と香水壜」のテクストを読みました。まずテローの文章の続きを読み、途中から、マーフィの本に移って、テローが指摘したテクスト構造のヤコブソン的図式を紹介した部分と、丁寧な象徴読解の部分を読みました。フラコンとエクスクレマンの対立関係を探っていくと、どうやら、この詩は、単に読者を呪っている詩なのではなく、詩人自身の内的葛藤を語った詩でもある、つまり、時間に耐える堅固なフォルムを作り上げられるのか、それともアモルフなエクスクレマンで終わってしまうのかというディレンマを語っている詩であるようにも思われます。まだまだ読みが足りませんが、とりあえず、次回は序文「アルセーヌ・ウーセイに」を読みます。火曜日は休日が続きますので、次回は5月13日です。序文のあとはLe Mauvais Vitrierを読みます。休みの間、じっくりと読んでおいてください。