今日は、『若きパルク』の冒頭部8行目まで、読みました。まず語彙・文法レベルで、できるだけ正確な読解を目指します。定型詩の要請による特殊なかたち(たとえば倒置や、冠詞の省略など)もありますが、「難解」とされる詩も、基本的な文法は普通の文と変わりません。主語名詞と述語動詞など、基本構文を押さえたうえで、個々の細部の(しばしば多義的な)意味をつかんでいきましょう。丁寧に読んでいくと、全体の立体的なイメージの解像度が増していき、劇的な世界が現前してきます。次回は37行目まで読む予定です。予習をどうぞよろしく。