今日は、p.1237の下から9行目まで、読みました。普遍性を担保に語っていると思っていても個人の特殊性に行きつかざるをえない哲学者の言説の矛盾について、ヴァレリーは批判の手を緩めません。今日読んだところでは特に、ヴァレリーの哲学批判が活き活きとした文章で展開されているように思います。1929年から1930年にかけて付け加えられた欄外注の部分は、次回読みます。既に二回を終え、だんだんペースがつかめてきました。毎回2〜3頁のペースで進んでいきましょう。それでは、また来週。