今日は、ボードレールの『パリの憂鬱』の序文「アルセーヌ・ウーセイに」のテクストの残り部分を読んだのち、「駄目なガラス屋」の冒頭部5行目まで、ゆっくりと読んでみました。息の長い文があたりまえのように出てきますが、めげずに、粘り強く、読み解いていきましょう。一文が複雑で長い場合、特に、文の幹の部分と枝葉の部分を見わけて、修飾・被修飾の関係をつかみ、個々の単語や文法の知識をしっかりと確認するようにすれば、全体の構造がつかめるようになるでしょう。読解力は、結局、こういう丁寧な読み解きの練習を、ひたすら積み重ねることによって養われるものと思います。みなさんの健闘を願っております。では、また来週。