今日は、1890年の「海から現われ出る女」をひととおり読んでから、ホワイティングの注釈を読みました。詩の解説は難しい作業ですが、同じ作家の別の作品との比較(特に似たテーマを扱った作品との比較)や、同じ作家の別の散文テクスト(手紙や日記など)との比較を意識すると、論点が明瞭化するきっかけをつかめるかもしれません。さらに、複数の研究者の意見を参照すれば、少しずつ「問題点」が明瞭化してくるはずです。あれこれ探したり調べたりする作業は楽しいものです。レポートでは、それぞれ関心のあるソネットをめぐる、そうした作業実践の報告を期待します。次回は8月2日となります。詩篇Blancとホワイティングの注釈を読みますので、予習をよろしく。