今日は、p.1192の最後まで、読み終えました。馬を好んだドガの様子が味わい深い筆致で描かれていました。最後のところ、サン=トギュスタン教会前にあるポール・デュボワ作のジャンヌ・ダルク騎馬像の馬のほうばかり評価するドガに対して、ヴァレリーは、ジャンヌの甲冑の「正確」さを指摘し、「正確」好きのドガならば、その点に注目して、女主人公のほうも、もっと評価してやってもよかったのでは、と、ごく穏やかに揶揄しているところが、じつに優雅です。次回は新しい章に入ります。しぶとく予習を!