水5フランス文学基礎講読

今日は、p.1192の最後まで、読み終えました。馬を好んだドガの様子が味わい深い筆致で描かれていました。最後のところ、サン=トギュスタン教会前にあるポール・デュボワ作のジャンヌ・ダルク騎馬像の馬のほうばかり評価するドガに対して、ヴァレリーは、ジ…

今日は、p.1192の14行目まで、読みました。息の長い文、入り組んだ構文がたくさん出てきました。いつも繰り返し申し上げている通り、こういう文章は慣れが肝心です。ポイントは、構文をしっかり把握すること。最初のうち、肝心の構文がよく見えないのはあ…

今日は、p.1191の真ん中ほどのse devinent.まで、読みました。息の長い文や、凝った表現の文が続きますが、全体の構文を捉えて、動詞の使い方に気をつければ、なんとかなります。マイブリッジの連続写真や、マラルメとルノワールをドガが撮った写真の話が出…

今日は、p.1190の真ん中少し下のcalque.まで、読みました。《si+形容詞+que+接続法》の譲歩構文(どんなに〜であろうと)や、《avoir beau+不定詞》の構文(どんなに〜しようと/〜だが)が、《ne〜que》の構文や、《comme〜tel》の構文などと合わせて、どん…

今日は、p.1189の下から12行目まで、読みました。眼で線を引くことと手で線を引くこととのあいだには、記憶などの中継器が介在して、それが大きな失敗を生み出す元になるという話でした。これは、デッサンを多くものしていたヴァレリー自身の経験に基づく考…

今日は、p.1189の2行目まで、読みました。動詞rendreの使い方、ce quiやce queの構文など、盛りだくさんな内容でした。辞書をしっかり引いて、例文を読んで、動詞の使われ方や構文の実際に触れてみれば、ヴァレリーの凝った文章もそれほど難しくはありません…

今日は、新しい章「見ることと線を引くこと」に入り、p.1188の中ほど、amie...、というところまで、読みました。ただ漫然と見ていることと、デッサンしながらものを見ることとはまったく違うという話。『ドガ ダンス デッサン』には、物語的な章と理論的な考…

今日は、p.1187の章の終りまで、読みました。短い章でしたが、アングルとドガ、ドガとヴァレリーという三世代が交錯し、味わい深い淡麗さを感じる文章だったと思います。初級を終えて中級に入る頃は、特に、文法の基本を確認しながら、そして、徹底的に辞書…

今日は、p.1187の9行目まで、読みました。まず構文をしっかり捉えることが肝心です。全体の構文は理解できているのに、細部の意味が明快でないときは、語彙の理解に問題がある場合がほとんどです。たとえば、よくわからないところが熟語表現だったりすること…

開講しました!

前年度後期、前々年度後期にひきつづき、ヴァレリーの珠玉のエッセー『ドガ ダンス デッサン』(1936年)を読んでいきます。今日はプリントを配付し、プロジェクターにテクストや辞書などを映し出しながら、数行分だけですが、ゆっくりと読んでみました。自…