今日は、新しい章「見ることと線を引くこと」に入り、p.1188の中ほど、amie...、というところまで、読みました。ただ漫然と見ていることと、デッサンしながらものを見ることとはまったく違うという話。『ドガ ダンス デッサン』には、物語的な章と理論的な考察の章が混ざり合っているのですが、今回は、理論的な考察の章になります。このあたりは、きっと翻訳で読んでも、少し難しいところではないかと思いますが、時間をかけて、じっくり読み解けば、むしろ、明快なロジックが太い線で浮かび上がってきます。ヴァレリーの強靭な思考に粘り強くついていきましょう。では、また来週。