今日は、「序説」の続きで、第十八段落を少し入ったところ(プレイヤード版1170頁の下から十行目)まで、読みました。形と運動の相互乗り入れを見てとる想像力についての記述が続きます。このあたりは、後のシュルレアリスムの詩人たちが絶賛しそうな部分です。これらのテクストの基本にあるのは、やはり、詩人ヴァレリーの想像力の豊かさでしょう。次回はエドガー・ポーから借りた「同一化能力」という言葉をめぐって少し詳しく述べてみたいと思います。では、また来週。