今日は、ヴァレリー『若きパルク』の185行目から208行目まで、読みました。パルクのテクスト空間では、生と死のテーマが裏表入れ替わるように、また、生のテーマはさらに意識と性愛のテーマに変奏されて、とりわけこの性愛=エロスのテーマが死=タナトスのテーマと裏表入れ替わるように現れてきます。こうした頻繁な転調が、この長い詩を力動的な場にしています。次回は242行目までは確実に読む予定です。予習をどうぞよろしく。