今日は、コンパニョン『文学の第三共和政』の第13章「老修辞学教師」の内容を読み取りました。修辞学を批判したランソンですが、修辞学は自身の根本に生きていたようです。また「教科書事件」ではヴァンデランの批判を受け、1923年の『フランス文学史』改訂版で、それまで手薄だったボードレールランボーマラルメの記述をいくらか手厚いものに改めたようです。それにしても、公教育視学総監ウジェーヌ・マニュエルの名を自然主義詩人として1909年版『フランス文学史』1064頁に括弧書きながら明記したのは、マニュエルへのお追従だったでしょうか。最後に追加プリント(19章までの分)を配付して終了としました。後期も続けますが、前期よりもペースを上げていく予定です。それでは、皆さん、どうぞよい夏休みをお過ごしください。