内面のヴィジョンを読んで書く―プルーストの美学

 今日は第8節の続きを読み、説明しました。「読書について」と「サント=ブーヴに反論する」という二つのテクストから、ヴィジョンの美学について引用される文はいずれもプルーストの魅力的な創作論、天才論を示すものになっています。文は人なり、というのは有名なビュフォンの言葉ですが、プルースト的読書論でも重要な考え方になっているようです。次回は第9節を読みます。引用文の訳、当たった方々はよろしくご準備願います。