2012-10-17から1日間の記事一覧

今日は、ロマン主義演劇のマニフェストとして名高い、ユゴーの『エルナニ』の冒頭部(第一幕第一場)をじっくりと読み、古典主義の作劇法や詩法にどのように違反しているのか、ということを確認しました。この冒頭部は喜劇的な要素が多く、今読んでも十分に…

今日は、「フランス文学と美術」3回シリーズの第二回目です。「ヴァレリーにおける絵画のトポス」と題して、詩人ヴァレリーの生涯において絵画との濃い付き合いが展開された場所を三つ――モンペリエのファーブル美術館、パリのアンリ・ルアール邸、ベルト・モ…

今日は、p.1263の1行目まで、読みました。p.1262の後半では、言語なしでは思考できないという考え方が繰り返し展開されていましたが、以下、ヴァレリーはもう一歩つっこんで、思考が慣習的な言語では捉えられなくなる瞬間をめぐって、考察を深めていきます。…