今日は、「フランス文学と美術」3回シリーズの第二回目です。「ヴァレリーにおける絵画のトポス」と題して、詩人ヴァレリーの生涯において絵画との濃い付き合いが展開された場所を三つ――モンペリエのファーブル美術館、パリのアンリ・ルアール邸、ベルト・モリゾ所縁の自宅――とりあげて、それぞれに関係する絵画とヴァレリーのテクストを並べて紹介しました。絵と文章は並べて比べてみると相互の理解が深まります。次回は、ヴァレリードガの交流について話したいと思います。では、また来週。