2011-11-02から1日間の記事一覧

今日は、ランボーの『地獄の季節』から「錯乱II−言葉の錬金術−」の章を読んでみました。散文と韻文が交互に置かれた、自作アンソロジー紹介のような文章ですが、そこには、「新しい詩学」を求めつつ、自我の変革を遂げようとする話者の実存的な試みも感じ取…

11月2日、9日、16日の三回分は、「フランス文学と美術」というテーマで私がお話させていただきます。初回の今日は、文学者と芸術家の交流のひとつの例として、ポール・ヴァレリーとレオナルド・ダ・ヴィンチの深い関わりについて、資料を参照しつつ、解説し…

今日は、セレレット=ピエトリ論文のつづきで、p.15の真ん中下Fragileの前まで読みました。意識の話や鏡像の話は難しいですが、おそらく、このあたり、「カイエ」の記述を頼りに、一歩一歩、手探りしながら論が進んでいるという印象を受けます。続く節(ナル…