11月2日、9日、16日の三回分は、「フランス文学と美術」というテーマで私がお話させていただきます。初回の今日は、文学者と芸術家の交流のひとつの例として、ポール・ヴァレリーレオナルド・ダ・ヴィンチの深い関わりについて、資料を参照しつつ、解説しました。精神と精神の対話は普遍的な現象ですが、ヴァレリーダ・ヴィンチとの付き合いは、なかなかドラマチックかつダイナミックです。次回は、ヴァレリーが身を置いた特権的な環境(場所=トポス)としてのルアール家とマネ=モリゾ家の話を、最終回はヴァレリードガの交流の話をしてみたいと思います。